人生観について

2016年3月11日 (金)

「あれから5年」の件

未曽有の大災害から丸5年が過ぎてまた3月11日を迎えました。

あの直後、私は「化膿性脊椎炎」という病に倒れ、自力歩行ができない状態になって2ヶ月にも及ぶ入院生活を送ることになりました。

当時、私が在住していたトマコマイは余震を激しく体感できるような土地柄です。
深夜に大きな余震があると、自力で起き上がることもできない病状だった私は、
「これ以上揺れが激しくなったら、このまま人生が終わるのかも」

という恐怖感を何度となく味わいました。
体を動かすことさえできない程の痛みに襲われていた私は、「自分は歩けるようになるのだろうか・・・」という不安が付きまとう毎日でしたが、「暖房が効いた暖かい部屋で布団をかけていること」そして何よりも「生きていること」にもっと感謝しなければならないことに気付いていました。

そんな5年前の今頃を思い出しつつ、セットしていた携帯電話のアラームが鳴った今日午後2時46分、私は毎年そうしているように、黙って自席を離れて誰もいない会議室に向かい、東北の空に向かって黙祷を捧げました。

今月末の「土屋館わいわい広場」にも、被災地の閖上港の方々がたくさんの海産物を持ってやって来るそうです。引っ越し先がまだ落ち着かない状態だとしても私、またタラコや筋子の販売を手伝いに行こうかと・・・。

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2016年2月18日 (木)

そして彼は「星」になった

あの知らせを受けてから今日まで僅か4ケ月弱。

その間に「同じ釜の飯を食った仲間」でお見舞いに行ったり、個人的にメールをやり取りしました。
最後にメールをやり取りしてから1ケ月も経っていないというのに、信じられない知らせを受けたのが昨日の朝でした。

先月開催された「慶應義塾體育會卒業25周年大同窓会」のオープニングのスライドショーには、大学4年の時に彼と一緒にふざけてケツ出して撮った写真も使われていました。

「まさか」の出来事って起きるものなんですね。

彼は、俺らよりも少しだけ早く「星」になりました。

遅かれ早かれ、私も必ず「星」になるだろうから、しばらく待っていて欲しいです。

その時には、またスパーリングしたり、一緒にふざけてケツ出して写真撮ったりしたらいいんです。

その日まで、So longです。

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2015年10月31日 (土)

「仲間の大切さ」を再認識した件

数日前、大学時代のレスリング部の先輩から、レスリング部時代の私の同期の仲間が「肺繊維症」という難病で入退院を繰り返しているという連絡をもらいました。

私はすぐに同期の仲間に連絡をつなぎ、皆でお見舞いに行こうと相談を始めました。

彼は、一時的に退院しているようですが、来週半ばにはまた入院するとのこと。仲間との相談の結果、次の入院先に出向こうということになりました。

学生時代、共に道場で汗や涙を流し、合宿では文字通り「同じ釜の飯を食べた」仲間が難病に苦しんでいるという事実、見過ごせる訳ないですよね。
そこで今日、私は彼に久し振りに電話してみました。
思ったよりは元気そうに会話はできましたが、やはり声に覇気が感じられず、そして心なしかしゃべるのが苦しそうにも聞こえました。
同期の仲間達から次から次に電話を受けているという彼は、会話の中で苦笑しながらこんなことを言いました。
「こんな状態にならないと連絡取り合わないってのも、なんだか情けないよなぁ
私も確かにそうは思いながらもこう言いました。
「そうだよなぁ。でも、逆にこういう時に連絡取り合うのが本当の仲間かもね
と。
慶應義塾體育會レスリング部。私が人生において、最も大切にしているコミュニティのひとつです。今日、そんな想いを改めて強く認識したのでした。

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2015年4月 6日 (月)

名言を見つけた件②

土曜日出勤の振替休日になった今日月曜日の朝、私は「太陽系最高の快適空間」でのんびりしております。

4月上旬のここ「愛する我が故郷・秋田県大曲」はまだ少し肌寒いですね・・・。

さて、私が「心の栄養」を摂取しているfacebook上の「名言の宝箱」でこんな言葉を見つけました。

【運命好転十二条】
 
1.さやわやかであること
  お金や勝ち負けにこだわらずに、 美しく生きる人を神様は応援する

2.幸せを口にすること
 「私ほど幸せな人はいない」と言い続ける人は幸せになる

3.素直であること
 「だって」や「でも」と切り返さず、 黙って受け入れる生き方

4.誠実であること
 示された善意や好意を受け入れ、それに応える人間関係

5.掃除をすること
 神様はきれい好き。 居場所がないとすぐに出て行ってしまう

6.笑うこと
 魂が穢れ。迷い、問題を抱えているときこそ笑ってしまおう

7.感謝すること
 「ありがとう」の言葉が、全てを味方にし、 人生を楽にする

8.人に喜ばれること
 人間には「喜ばれると嬉しい」という特別な本能がある

9.言葉を愛すること
 「ありがとう」といえば「ありがとう」と言いたくなる現象が降ってくる

10.おまかせすること
 自分の思いを持たない。 自分で自分の人生を勝手に決めこまない

11.投げかけること
 投げかけたものが返ってくる。 投げかけないものは返ってこない

12.食生活
 お金があるかないかで生活スタイルを変えずに、 普通のものを普通に食べる

- 小林正観 -

これまでの自分に当てはまることもあれば、これからの自分に当てはめたいこともあります。とても共感できる言葉の数々ですね。

さてさて、今日はこの後しばらくのんびりして、深夜12時に東北自動車道羽生ICを通過できるペースで「出稼ぎ先」のクマガヤに戻ります。皆様も最高の一週間を

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2015年2月11日 (水)

名言を見つけた件①

facebookの「名言の宝箱」というページで「なるほど」と心に響く言葉に出会いました。

性格は『顔』に出る。
生活は『体型』に出る。
本音は『仕草』に出る。
感情は『声』に出る。
センスは『服』に出る。...

美意識は『爪』に出る。
清潔感は『髪』に出る。
落ち着きのなさは『足』に出る。

この言葉を心に刻んで「品格ある人間」でありたいなと・・・。

私は自分を紹介する時の「枕詞」的に「格闘家」という表現をよく使います。

私の「職業」は「会社員」であり、「格闘家」ではありません。

でも、私にとって「格闘家」は「職業」ではなく「生き方」なんですよね。

「格闘家」という「生き方」を選んでいる以上、そこには「武士道の精神」に近い本質がなきゃいけないと思うし、「品格」も備わっていなきゃいけないと思うんです。

「建国記念の日」の今日、改めて「武士道」を心の拠り所にしようと決意しました。

以上、何故か真面目な感じでした

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2014年12月21日 (日)

自分の価値観そのものずばりの件

先週末、「愛する我が故郷・秋田県大曲」にある「太陽系最高の快適空間で贅沢なスローライフを過ごして心が満たされて「出稼ぎ先」に戻るために通過した秋田空港の売店で私が購入した一冊の書籍。

医者に聞きたくても聞けないがんの質問41

私はこの本を秋田→羽田→甲府の移動時間で一気読みしました。

一年前に抗がん剤治療を経験した自分自身の知識や経験値が更に深まる本なんですね

この本の中には、私が心底共感できるような内容が満載なんですけど、「質問38 なぜ自分だけが、がんになってしまったんでしょう?」の項に自信と勇気が湧きましたねぇ・・・。

この項に記されていた、私の心を直撃した言葉の数々を忘れないようにここに書き留めつつ、この記事を読んでくださっている方々に紹介しようかと。

「たくさんのがん患者さんを診てきて思うことは、患者さんの心のもち方で生存率に大きな差があるということです」

「生存率が高いのは、精神力を奮い立たせてがんと積極的に闘う人

生きることを諦めないことに集中すること」

「病気が悪くなるか、よくなるかは、その人の考え方や態度次第です」

「決して病気を敵対視しないことです。病気を通して生きていることに感謝することができるようになれば、儲けものだと考えればいい。たとえ病気が治らなくても、病気を受け入れて、仲よくつき合っていけばいいのです」

どうでしょうか。ぜ~んぶ、私が病気と向き合いながら見出した考え方とイコールなんですね。特に、最後の一節は今の私のスタンスそのものですから。

生きてく自信と勇気。振り切ってます

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2014年12月15日 (月)

総選挙を理由にした件②

昨日の記事のタイトルが「①」でした。そのため、直接的な関係性が乏しいのですが、週末の出来事を綴る今回の記事のタイトルは「②」にしてみた訳です。

さて、先週土曜日の朝、私は羽田空港目指して電車を乗り継いだのですが、土曜日の朝の定番は何故か「日本経済新聞」なんです。そこでいきなり目に入ったのが書籍の広告です。

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「続 いい家は無垢の木と漆喰で建てる」だそうです。「無垢の木と漆喰」って、私が「太陽系最高の快適空間と表現する建物そのものじゃないですか。この本、ヒジョーに興味がありますね・・・。

それからこの広告の隣は・・・

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「今からできるがんに克つ体の鍛え方」ときました。ここ数か月の私の「研究テーマ」そのものじゃないですか。これもまたヒジョーに興味深い訳です。

今年、「新日本プロレス100年に一人の逸材」から届いた年賀状には、

「筋肉で治しましょう

と力強いメッセージが記されていたのですが、最近の自分なりの研究によると、そのメッセージもまんざら「根拠レス」なものでもないようなんです。そんな局面で、こんなタイトルの書籍です。これは気にならない訳がない。

ところで・・・。

昨年購入しておいてまだじっくり読んでいなかった「生きる力 心でがんに克つ」(なかにし礼著)という書籍があります。

私の父親と同じ「食道がん」という病に打ち克った著者の闘病記を綴ったこの本の「第四章 生還」にあった一節が私の心に深く響きました。忘れないようにここに書き留めておこうと思います。

「今回のがんは終わったけれども、がんはまたいつ始まるかわからない。しかしだ。以前の私と決定的に違うのは、「がんに打ち克った」という結果を残したということだ。またがんになる可能性はある。しかし、いざそうなったときの備えが、今の私にはある。これだけのことを体験して、あらゆる場面を想定できるようになった。知識の量は知れているが、対応能力、運動神経というか反射神経は、ものすごく磨かれた。意識と意志を集中する能力もきっと高まっているだろう。

「今現在のがん患者、今後がんになり得る可能性のある人、そういう人たちが意識すべきところは、人というのは、自分が患者になった途端に、自己の判断力や決断というものを放棄しがちなものだが、自分が自分であることを決してやめてはいけない。もし自分でなくなったら、生きながらえたって意味がないではないか。自分、自分、かぎりなく自分中心であれ。」

これらの文章は、昨年以来私が自分自身の心に自分で刻んだこと、「経験値」として自分なりに「糧」となったこととほぼ重なるんですよね。

やはりこの本も私にとっては確実に生きてくチカラになったのです。

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2014年11月15日 (土)

腹が凹めば人生が変わる件

最近何故か習慣化している「土曜日に日本経済新聞を買う」という行為。

これは、土曜版に掲載される「今世の中で流行っているもの」をチェックしたり、健康に関する知識をチェックしたり、そして流行している書籍を広告欄でチェックすることが目的な訳です。

Img_20141115_2025351んで、ちょっと前に目に止まった「なぜ一流の男の腹は出ていないのか」という本。今日はあまりにも天気が良かったので私、ここ仮住まいのベランダで日光浴しながらこの本に目を通しました。

この本に書いてあること、相当偏っているとは思うんですよ、ええ。でも、その「偏り方」っつうのが私が日頃考えていることとあまりにも重なって共感できてしまいまして・・・。

私自身、「一流のサラリーマン」ではないですし、そんなのになろうとも微塵も思いませんけど、この本読んでみて自分の生き方に多少は自信を持てたような気がしました。

「腹が凹めば人生が変わる」

この本の「帯」にはそんなことが書かれていますが、確かにファスティングして腹が凹んで以来、というよりも「腹が割れて」以来、人生が更に、更に楽しくなっているのは事実ですから

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2014年8月27日 (水)

夏が去りゆく件

全力で斧を振りまくって割り続けた薪を眺めつつ・・・。

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ハートランドを飲みながら一休み。

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ちょっと開けてある自宅のリビングの窓からは、広いキッチンで「パン・洋菓子職人」が焼いているお菓子の甘いバターの香りが漂う

なかなかの「贅沢」を味わったこの夏休み。

Tシャツを脱いで薪割りしていた私、そのままの格好で愛犬・OREOを連れて徒歩5分もかからない自分の実家へ。

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炎天下の公道を上半身裸で何事もなかったかのように犬の散歩したことを息子・Joeに話すと、

「それはカッコいいカラダだからできることだね

と親父の喜ぶツボを押さえたナイスコメント。

さてさて、8月ももうすぐ終了。

「出稼ぎ先」のここコーフも夜は心地よい涼しさに包まれております。

夏が去りゆきますね・・・

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2014年8月14日 (木)

「薪割り」の奥深さを悟った件

今日もなんとなく不安定な空模様だったここ「愛する我が故郷・秋田県大曲」

私は晴れ間を逃さずに昨日に引き続き「薪割りの作業に励みました。

昨日と今日の二日間の成果はこんな感じです。

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我ながら、短時間に良くぞこれだけの「冬の燃料」を蓄えることができたもんだと感心します

これまで私は、「薪割りの作業をひとつの「筋力トレーニング」の手段と位置付けていたんですよね。これは私にとっての「人生のバイブル」でもある映画「ROCKY」シリーズの中の「ROCKY Ⅳ」で、ロッキーがロシアで原始的なトレーニングをこなす中で「薪割りをするワンシーンに洗脳されてしまったからなんです

んで、今日は合計70個程度の丸太をひとつひとつ魂込めて斧を振り下ろして「薪」を作っていったのですが・・・。

途中、思ったんですよね。

「この斧は、殺傷能力が計り知れない。ある意味、日本刀と同じ。だから、斧を手にしている自分は“サムライ”の心を持たなければいけないんだ。」

と。「武士道」の精神を学ぶ必要性を改めて実感した訳です。そう感じた瞬間、作業しながら聴いていたHDウォークマンのBGMを私は「ラストサムライ」のサントラに切り替えました。

丸太の大きさ、というか「太さ」は千差万別です。とても太いものもあれば、直径10cm程度の細めの丸太もあります。

ひとつひとつ太さの違う丸太を真っ二つに割る作業は単純ですが、どんな太さの丸太に斧を振り下ろすにしても、すべてど真ん中を射抜いて真っ二つに割ることは容易くはないんですよね。

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百発百中、丸太のど真ん中を射抜くためには、かなりの集中力、つまりは精神統一が必要になるんです。

「薪割りという作業が単純な「筋力トレーニング」の手段であるばかりではなく、「精神修行」の手段にもなることに私は気付いた訳ですね。

この「奥深さ」を知り、ますます「薪割りという原始的な作業に私は魅せられてしまいました。

「出稼ぎ先」に戻るまでの残りわずかの自宅での滞在期間中、私は「薪割りを通じて徹底的に心身共に鍛えることに決めました。

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