離れて暮らす家族

2017年10月 6日 (金)

「カゾクノキズナ」の件③

愛娘の卓球試合会場でのなり振り構わない声援。 

3年間の部活動にピリオドが打たれた日の愛娘からの家族LINEに入ったメッセージ。
 
 
あれもこれも我が家の「家族の絆」のカタチだと私は綴りました。
 
私がmalignant lymphomaという病にかかったことを
 
自分の人生を代表する出来事だと思いたくない」
 
以前私はそんな意味のことをここで綴りましたが、私がこの病と向き合って生きる運命を背負ったことが我が家の家族の絆」を見付けるきっかけになったと、愛娘・Annaは振り返っています。
 
そんな自身の想いを「中学生英語弁論大会」のテーマとして採り上げた彼女は、8月に開催された地区大会で最優秀賞を獲得し、9月に開催された全県大会では「まさかの優勝」を果たして11月に開催される全国大に出場することになってしまいました。
(部活の卓球では個人戦で県大会にさえ駒を進めることができなかったムスメが…
 
4年前に血液癌の一種であるmalignant lymphomaの診断が確定して以来、私にはこの病にかかったからこそ経験できたこと、見えたもの、感じたこと、手に入れたこと、いわゆる「cancer gift」がたくさんありますが、私の闘病経験を題材の一部に採り上げた「家族の絆(The Tapestry of My Family)」と題した愛娘の英語弁論そのものが私にとっての「最大最高のcancer gift」だと思えるんですよね。
 
最近は、そんなムスメの父親として「恥じない生き方」をしなければならないなと自らを戒めて私は日々を生きている訳です

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2017年10月 1日 (日)

「カゾクノキズナ」の件②

10月になりました
今年も残すところ三ヶ月を切った訳ですね。
 
10月と言えば…
我が家の「パン職人」の誕生月なのです
今年は運よく誕生日当日となる10月1日が日曜日で、私も太陽系最高の快適空間」 に帰還できる訳で、愛娘・Annaと誕生会の相談を…。
 
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彼女がケーキを作り、私がシーフードカレーを作り、そしていつものようにお花を手配し、お花に添えるバースデーカードには息子・Joeと三人でお祝いの寄せ書きをしようと。
 
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誕生会当日には、夏休みを終えてつい先日寮に帰ってしまっていたのに密かに私から「帰還」を命じられた息子・Joeも「パン職人」にとってはSURPRISE的に登場
 
家族四人と一匹で、「最高の自己満足とも言える、ささやかながら皆が「幸福」を感じる時間に包まれました。
 
愛娘のケーキ、私のシーフードカレー、母親の誕生祝いに二つ返事で駆け付けた息子。
ひとつひとつそれぞれに「家族の絆」のカタチが感じられたかと。
まぁ、そんな話ですね

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2017年9月23日 (土)

「カゾクノキズナ」の件①

およそ4ケ月ぶりにブログを更新してからまたしても2ケ月間も「放置」してしまいました

9月も下旬に差し掛かりましたが、ほぼ毎週末のように「太陽系最高の快適空間に帰還し続けている私、7月頃までは愛娘・Annaが所属する中学の卓球部の「保護者会長」という立場での「務め」が殆どでした。
(「務め」と言っても、毎週末の練習試合やら様々な大会やらで、無暗に大声で応援するだけでしたが… 因みに卓球会場でも内履きはいつでもレスリングシューズですね

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愛娘、団体戦では6月に開催された郡市の大会を勝ち抜いて7月の全県大会に進出できましたが、個人戦では惜しくも郡市の大会で敗退してしまいました。

そして全県大会の団体戦、チームとしては東北大会進出は成らず、愛娘の部活動はそこで終わってしまいました。結果的に彼女にとって「中学最後の公式戦」となった全県大会の試合で、団体戦2番手として臨んだ彼女の対戦相手は、明らかに「格上」の選手でした

大相撲に例えるならば、十両力士が三役の力士と当たるようなもんですね。

その試合、団体戦のオーダー的には監督の「読み」としては、「2番手は落としてもやむなし、他のポイントゲッターで獲る」といったところだったのかも知れません。

そんな「背景」をなんとなく感じていた私、とにかく「チームが勝つために彼女に勝ってもらわねばという一心で、必死に観覧席から声援を送りました。

1セット目を落としてしまった時には「やっぱり無理か」の空気。ところが2セット目を取り返した辺りから、「試合の流れ」が変わってきていることを「卓球素人」の私でさえも感じることができたんですね。

そんな「流れ」の中、応援に駆け付けていた彼女の兄、つまりは息子・Joeと2人で、彼女がポイントを取る度に、超獣 ブルーザー・ブロディの咆哮、もしくは「野人 中西学」の「野人ダンス」の咆哮を思わせる、卓球会場には明らかに場違いな怒号のような掛け声を周囲の目を気にすることなくしつこく繰り返しておりました

あの手の声援、いや、掛け声は、もし自分が応援される立場で聞いたら士気は高揚するでしょうけど、相手の立場で聞いたらきっと苛立ったり焦ったりするんでしょうね

結果、「中学最後の公式戦」となったその一戦、彼女は勝利をもぎ取ることができました。いわゆる「Giant Killing」 をやってのけた訳ですね。チームとしてはその試合では敗れてしまいましたが、この一戦、そしてこの一戦に至るまでのプロセスを思うと様々な「ドラマ」を感じざるを得ませんでした。

これまで、私は自分自身の試合や部活を通じて涙を流すことはなかったと記憶していますが、自分の子の試合、自分の子が所属するチームの活動に対する「想い」は自然と涙に現れちゃいました

その日の夕方、家族のLINEには彼女から一言、「いままでありがとうございました」とのメッセージが入りました。そこでまた私、「ジワリ」と…。

息子・Joeと共に吠え散らかした声援、愛娘・Annaからの「いままでありがとうございました」という一言のLINE。どちらも「家族の絆」のカタチなんでしょうね。

2ヶ月ぶりの更新は、まぁそんな話です

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2017年3月 8日 (水)

相変わらず「後ろを振り返らなかった」だろうな、の件

我が息子・Joe、もし普通高校に通っていたなら今頃は大学受験の結果も出て、桜が咲いていたか桜が散ってしまっていたか、いずれかだったのでしょう

しかしながら、既に「かなり長めの春休み」に突入している「高専生」の彼は、妹・Annaの豪州派遣に触発されたのか、提携先のシンガポールの大学での語学研修に行くと言い出し、昨日秋田から羽田経由で現地に向かって旅立ちました

170307_leaving_joe 「パン職人」から送信された画像を見て、私は思いました。

「今回も出発ゲートをくぐる時に彼は後ろを振り返らなかったんだろな
と。

そんな彼に私は先日、とあるミッションを課しました
現地での毎日の朝食は宿泊先付近のメクダゥネゥならば、「笑顔は無料なはずということで、
「店員のお姉さんにWhat else?と聞かれたら、ウィンクしながらAnd your big smileと言ってその店員のハートを鷲掴みにして来い
と。
サラッとそんなことを言える洒落た感覚もこの機会に身に着けて欲しい。

まぁ、そんな親馬鹿な話です

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2016年11月21日 (月)

「毎日大曲」を惜しくも諦めた件

3年前にはとんでもない大きさだった腫瘍が石灰化して、いわゆる「カス」になったのは、
ストレスまみれのカイシャ生活を送っていたクマガヤから、公私共に自分らしさをMAX振り切らせることができるヤマガダに移ったこと

クマガヤでは週一回は肉食を自分に許していた「緩いベジタリアン生活」から、ヤマガダに来てからは完全に肉食を絶ったこと

毎日筋トレを欠かさないこと
等々、自分なりに様々な要因が考えられます。
そうです。「カス」がキーワードです。最近の食生活では、「酒粕」を味噌と和えて野菜にかけてみたり、「おから」(=秋田弁では「豆腐カス」って言ったかと思います、ハイ)と納豆を和えたものを蛋白質と食物繊維の摂取源としてみたり。

いろんな「カス」を食している私、先週末(つまり一昨日からの二日間)も「太陽系最高の快適空間で心身のリフレッシュを図った訳ですね。

んで、今週は水曜日が祝日なので、こんなことを考えていたのです。
「土日を大曲で過ごして2泊して月曜日早朝にヤマガダに移動→月曜日はヤマガダ泊→火曜日仕事を終えてから日付が変わる前に大曲に到着するタイミングで移動→水曜日を大曲で過ごして木曜早朝にヤマガダに移動→木曜日はヤマガダ泊→金曜日仕事を終えてから日付が変わる前に大曲に到着→金曜・土曜を大曲で過ごして日曜日にヤマガダに移動」

つまり、この週は「毎日大曲の空気を吸える可能性があった」ということになるのでした。

でもこの季節、外の早朝の明るさは「夜」なのです
外はまだ暗い早朝に大曲を去るのはちょっと・・・
従って、「毎日大曲の空気を吸う一週間」、私は惜しくも諦めました
まぁそんな話です

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2016年10月 5日 (水)

「家族写真」撮影の件

昨日、私と同じ大学体育会同期でボクシング部主将だった友人と電話で話した際に、このブログを見てくれている彼がこんなコメントを…
家族四人で手をつないで歩いているあの写真いいね。同じような写真を何年かごとに撮ってどう変わっていくか見るのも面白いんじゃないの

彼が考えているようなこと、やはり私も考えていた訳ですよ。

以前にも載せた9年前に撮影した例の「家族写真」はこんな感じ。
2007_family_photo
左から、パン職人息子・Joe(当時小学3年)、愛娘・Anna(当時5歳)、そして私(当時39歳)。

あれから9年の月日が流れ、この4人の後ろ姿はどう変わったのか記憶に残したいと考えた我々、「愛する我が故郷・秋田県大曲」に在住しているニュージーランド人のセミプロ写真家に撮影を依頼したところ…

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並び順は9年前と一緒ですが、愛娘・Annaの足元には9年前にはなかった黒い物体が… 4年前に我々家族の仲間に加わった愛犬・OREOですね。

息子・Joeは9年前と同じように7分丈のパンツを穿いているし私は9年前と全く同じTシャツを着ています。

9年前には、それぞれが今現在の自分達の姿を想像していなかったはずです。少なくとも私は自分が癌と向き合って生きていく運命を背負うなんて、欠片も想像していなかった訳で…

それぞれの背中に刻まれた9年の月日。これもまた「究極の自己満足」の一種なんでしょうけど、また数年後に同じ写真を撮影してみたいなと。

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2016年9月16日 (金)

息子の「出稼ぎ先訪問」の件

例によって「ブログほったらかし状態」が続いている中、世間では「シルバーウィーク」に突入しております。

今回の3連休に、私は「夏休みの破片」を一日だけプラスさせてもらって金曜日から4連休をいただいて「出稼ぎ先・ヤマガダ」「愛する我が故郷・秋田県大曲」を行ったり来たり…

そうなんです。文字通り「行ったり来たり」しているんです

木曜日、シゴトを終えてから「所属ジム」で約1時間の軽い練習をこなして、練習着のまま愛車を運転して「太陽系最高の快適空間へ直行

金曜日朝、夏休みをまだ1週間程残している息子・Joeを連れて「仙台⇒山形」というコースで1泊2日の「ドライブ旅行」へ。仙台のアウトレットモールで買い物を楽しんで夕方にはヤマガダ入り、「別荘」に宿泊

そして土曜日夕方には息子・Joeと共に再び「太陽系最高の快適空間に帰還。まさに「行ったり来たり」な訳です
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金曜日の夜はヤマガダの駅前にある「山形長屋酒場」で夕食。「酒場」という名前の付くレストランですが、もちろん未成年の息子はウーロン茶を飲みながら、山形名物の「芋煮鍋」やら…160916_dinner_1
 
「米沢牛の鉄板焼き」やらに舌鼓を打ってご満悦でした。

因みに私は「ベジタリアン(正確にはフィッシュベジタリアン)」なので、肉を一切口にすることなく…。
 
彼が「出稼ぎ先訪問」してくれたお陰で、ヤマガダに住んで約半年経ってもヤマガダの良さに触れる機会の少なかった私は、「ヤマガダの魅力を再発見することになりそうです

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2016年8月20日 (土)

芋の収穫の件

世の中、「お盆休み」が終わってカイシャでは日常の風景が戻っておりますが、土日になれば私にとってはそれが「普通の週末」であろうと「連休が絡む週末」であろうと殆ど関係なく、「太陽系最高の快適空間で心身のリフレッシュを図る訳です。

んで、これは既に先週末の話なのですが、我が家の敷地内にある畑でじゃが芋の収穫をしてみたのです。

200坪弱の面積の敷地内にある、猫の額ほどの広さの畑は、基本的には近所のおじさんに管理していただいているのですが、今年はその一部に「北あかり」を植えたんです。
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「芋づる式にという表現が世の中にはありますが、文字通り「芋づる式に次々と土の中から掘り起こされる芋を見ると、自分自身「童心」に返る感覚がよくわかりました
「自給自足」の「真似事」に過ぎないかも知れませんが、こういうライフスタイルができる幸せ、大事にしたいものです。
来年以降はもっと様々な種類の農作物を栽培できればいいなと・・・。

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2016年7月 9日 (土)

愛娘と・・・の件

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「愛する我が故郷・秋田県大曲」に「一青窈が来る」って、やっぱり「ただ事じゃないと感じた訳で、瞬発的にチケットを予約したのは確か桜が咲き散らかしていた頃のことです。

コンサート当日の今日、会場に一緒に行ったのは「パン職人」ではなく愛娘・Annaでした

夕方のコンサートを前に、腹ごしらえに立ち寄ったのは会場にほど近い「回鮮寿司さこう」。「ちょっとつまむ」つもりが、ここの寿司はたまらなく旨いため、気が付くと親子二人はフツーに満腹に・・・。
 
二時間弱のコンサート、決して派手な演出はなくステージセットも地味ではありましたが、なんとなく「家族の絆」の素敵さを感じることができた時間でした
 
そんな中、割と「地味目な演出」のステージながら、スクリーンに映し出された4人の家族が手をつないで歩く「影絵」を見て私、我が家のとある「家族写真」を思い出しました。
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今から10年近く前にプロのカメラマンに撮っていただいた「家族写真」ですね。
 
「生まれて初めてのビッグアーティストのコンサート」を体験した愛娘・Annaにとって、今日の時間がこれからの人生でずっと記憶に残ってくれたら嬉しいなと思いながら、中島みゆきのカバー曲「糸」を聴きつつ隣に娘がいても構わず涙を流したことは、自分にとってもこれからの人生でずっと記憶に残るだろうな・・・。
 
そんな話でした

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2016年7月 3日 (日)

今週末もまた・・・の件

7月になりました。7月初日の金曜日、午後8時過ぎまでカイシャにいて、割とガッツリとオシゴトを・・・

「フツーのカイシャイン」らしく週末を終えるのも自分らしくない訳で・・・。ヤマガダの「別荘」に戻るや否や秒速で着替えと支度を済ませて車を走らせた先は、そう、「Ys.k Kick Boxing Gym」でした

ジムの営業時間は午後10時迄というのに私がジムに到着したのは午後9時半になろうとしていた頃。たとえ30分間、いや、20分間の練習時間しか確保できないとしても、内容が濃ければ問題ないのです。

という訳で、この日もミット打ちとスパーリングを組み合わせたような、最近定着しつつある私専用の練習メニューを営業時間いっぱいまで・・・

練習を終えて「別荘」に戻ってササッと汗を流すと時計は午後11時になろうとしています。私、迷わずそのまま愛車を走らせて「愛する我が故郷・秋田県大曲」へ・・・。

「太陽系最高の空間」 の分厚い木の扉を開けたのは日付が変わって午前1時半でした。
シゴト終えて練習、そして迷わずそのまま国道13号線を北上一直線。やりたいことを全部やっちまうこの行動パターン、新しい「金曜夜の正しい過ごし方」になりますかね

今週末は、所属ジムのトレーナーから指定されたヘアスタイルの「ベース」を作るために「専属ヘアスタイリスト」のもとを訪れたり、息子・Joeの卓球の試合を観戦したり、相変わらず濃厚な充実した2日間なのでした。

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現代風の長い脚、ガチで7頭身か8頭身のスタイル。
この男は、とても自分のDNAを受け継いだ男とは思えないのです・・・
以上、とりとめのない文章を最後はなんとなく「バカ親(not 親馬鹿)発言」で締める件

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