「FIGHTING AID in 大館」は大盛況にて終了致しました。
私自身の試合そのものは、現役高校生の勢いを全身で受け止め切ることができず・・・。
鼻からの激しい流血が止まらずレフリーストップ負けとなりました。
試合の内容も結果も「不甲斐なさ」だけが浮き彫りになってしまった形にはなりましたが、今回も私はこのイベントを通じてたくさんのことを感じることができました。
発展途上国や紛争地域でポリオで命を失っていく子ども達を救うためにスタートした「FIGHTING AID」ですが、今回から更に大きなコンセプトを含んだムーブメントに変わりました。「多くの子どもたちに笑顔を、人々に夢と希望を与えたい」という今回のイベントの主催者である新日本プロレスのメディカルトレーナーである三澤さんの想いがカタチになったイベントでした。
イベントのプログラムに、こんなことが記されています。
「人は夢を抱きながら生きるものですが、その夢が必ずしも実現するとは限りません。しかし一つの夢が破れても、違う夢があり、違う道で人は成功を掴めるのだということを知って欲しいのです。」
「これは単なるチャリティイベントではありません。イベントを見ることで、夢とチャレンジすることの大切さ、今を生きることの意義を得、現場に参加することによって僕たちにも社会貢献ができるのだという行動力とその心を学びます。」
私自身、一昨年の3月半ばから5月末までの2ヶ月半を病院で過ごし、一時は「オレは歩けるようになるんだろうか・・・」という状態で苦しみました。
退院後も約一年間に渡って腰部周辺への違和感が残り、「完全に元通りの状態」になったのは、つい最近のことです。今年になってレスリングのスパーリングを始めた頃は、まだ「恐る恐る」の状態だったのです。
入院中から昨日を迎えるまでの2年弱の間、「必ずもう一度リングに立つ」という想いひとつがあらゆる場面(カイシャでの生活もトレーニングもすべて)で私を突き動かし続ける原動力になっておりました。
そして迎えた復帰戦、魂の「梵天唄」で私をリングに送り出してくれた「大曲昭和43年会」の仲間達からは勝敗を抜きにして「感動をありがとう
」という最大の賛辞をいただきました。
昨日、私は故郷の仲間達にもう一度「スタートライン」に立たせてもらいました。だから私はまたここから「NEXT STAGE」に進んで行くのです。
それから・・・
昨日の試合会場の解説席に座っておられた「黒のカリスマ」と懇親会でお話させていただいた時に、こんな言葉をいただきました。「君がリングに立った姿を見て胸が熱くなった」と。この言葉がリップサービスだったとしても、私にとっては「忘れられないひとこと」になり、今後の人生の中でも糧になる言葉になりそうです。
昨日観戦してくださった「ドラゴンの張り手」さんが昨日の様子を詳しく記事にしてくださっておりました。光栄です。
最近のコメント