
私、2013年をこんな環境で迎えています。
「愛する我が故郷・秋田県大曲」は豪雪地帯なんです
。
しかも盆地特有の気候なので、夏はクソ暑いというオマケ付きです
。
それでも私はこの土地が大好きだし、この土地に生まれ育ったことを誇りにさえ思っています。
これだけ雪深いと、この地方で「雪投げ(発音は「ゆぎなげ」)」と表現される毎日の除雪作業が欠かせません。
家の前に積もった雪をどかして人が歩けるようにするのはもちろん、この地方で「ブル(発音はそのまま)」と呼ばれる除雪車が深夜から明け方にかけて道路の雪を寄せた結果、家の前にモッコリと積まれた雪の塊をどかさないと、車を出せないのです。
正直言って、この豪雪は立派な「自然災害」の域に達していると私はつくづく思います。この地域で生活するためには、豪雪を克服しなければならないのです。
例の「大いなる秋田」第4楽章「県民の歌」の一節に「雪に鍛えて健やかに」という歌詞があります。「雪に鍛えて」と言うと、単純にスキー等のいわゆるウィンタースポーツを連想しますが、私は今日「ゆぎなげ」をしながら、「雪に鍛えて」という言葉が表現するのは「ゆぎなげ」のことなのではないかと改めて感じていました。
夜中に雪が降り積もってしまった今朝は、私はまず自宅のアプローチを除雪し、ガレージの前に「ブル」がどっかりと置いて行った雪の塊を寄せ、朝食後は実家の前に様々な状態で積もりまくった雪を「スノーダンプ(もしくはママさんダンプ)」と呼ばれる除雪用具で運んで排雪溝に流すという作業を一時間余り行ないました。
青森在住時代から、除雪作業を単なる除雪作業と思ってこなすのはもったいないので「筋トレ」だと思って取り組んでいた私、今回の帰郷ではますますその視点を強くしています。
「ゆぎなげ」は、足腰も腕も胸筋も、そして心肺機能もすべてに負荷がかかる全身運動であり、そのひとつひとつの動作がすべて「筋トレ」的な意味をもつのです。
そんなことに気付きながら、私は改めて「大いなる秋田」第4楽章「県民の歌」の一節「雪に鍛えて健やかに」という歌詞は「ゆぎなげ」を意味しているのだと解釈が強まったのでした。
古くからこんな作業を黙々とこなしている秋田県の人々は、体も心も鍛えられないわけがないのです。
因みに私は、今日の午後は自宅前に「ブル」が置いて行った雪の塊(一部は氷の塊だったり推定重量30kg程度だったり)をどかす作業を黙々とこなしました。今日一日で3時間は「ゆぎなげ」という名の「筋トレ」を行なった私、やっぱり「疲れてない」ですよ
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