またひとり旅立ち
気付いてみると、私にとって「祖父母」と呼べる人で健在なのは母方の祖母だけになっていました。
その祖母も、寝たきりになって数年。先月私が秋田県大曲に帰郷した際に、寝たきりの祖母に会いに行きました。
「会いに行きました」と言っても、祖母は殆ど意識のない状態で病院のベッドで眠っていたわけで・・・。
「年越しできるだろうか・・・」
と心配していた私の母からの着信に私が気付いたのは今朝10時過ぎでした。
「こんな時間に母からの電話なんて、いい話なわけない」
と決めつけつつ、私は何度か母に電話してみたのですが、なかなかつながらない。
しばらくしてから母からの電話にようやくタイミングが合って出てみると、母はいつもと変わらない声のトーンでした。
「おばあちゃん、今朝終わったよ」
と。90年余りの人生にピリオドを打って、祖母は旅立ったそうです。
私を幼少の頃から可愛がってくれた人がまたひとり旅立ちました。
「大往生」ですね。今は黙って彼女を天国に送り出してあげたいと思います。
合掌。
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